
世界遺産 熊野参詣道 大辺路
World Heritage Sites Kumano Pilgrimage Ohechi Route
世界遺産 熊野参詣道 大辺路
長井坂・タオの峠
長井坂から約200mの茶屋段のところに、かつては熊野詣で賑わったことを偲ばせる道標や石段などがひっそりと残されています。道標には「みきハやまみち、ひだ里ハくまのみち」(右は山道、左は熊野道)と刻まれ、旧街道の名残をとどめています。
一般的に田辺市から山間部を通る中辺路街道が有名ですが、中辺路ルートと分かれて海岸に沿って進むのが大辺路街道です。枯木灘海岸は断崖と荒磯が続くため、街道のほとんどは険しい山越えの路です。
和深川から長井坂、見老津に至る古道から、木々の間を通して枯木灘を望むことができます。
長井坂(ながいざか)

熊野古道大辺路の長井坂は、「長い坂」が続くことからつけられた名称で、大辺路街道の中でも特に古道の面影が色濃く残されています。5 月の始めごろにはミツバツツジが古道を彩ります。

古道の途中には、二箇所にわたって「段築」が構築されています。段築は、分水領となる丘陵部を土手状に整形し、古道平面のレベルを一定に保ち、降水による土砂の流出を防いで通行をスムーズにしたものと考えられますが、官道としての古道の構築や管理維持上からみて、極めて重要な事例とみられます。

ウバメガシに囲まれた林には往年の石畳や道標がひっそりとたたずみ、尾根では沖の黒島や枯木灘が眺望でき、その景観はまさに天下の絶景といえます。
タオの峠(たおのとうげ)

ひと昔前までは地元の小学生が古道を使って学校に通った通学路でした。和深村と和深川村の境目石が残っており、昔の境界を感じる事ができます。秋になると旅する蝶々「アサギマダラ」が飛んでいます。
長井坂へのアクセス
■JR周参見(すさみ)駅から国道42号、県道大附見老津(おおつき・みろづ)停車場線を車で約15分。
■JR見老津(みろづ)駅から徒歩で約20分。
大辺路長井坂クラブ
語り部とともに長井坂ウォークツアーなどを開催しております。
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